柳井市は、古代から海上交通の要衝であり、瀬戸内屈指の商都として発展してきました。室町時代の町割が残り江戸時代の商家が約２００ｍの町筋に立ち並ぶ国の伝統的建造物群保存地区「白壁の町並み」は、当時の面影を残し、歴史の流れを感じることができます。
幕末には、明治維新の先覚者・僧月性（1817-1858）が私塾「清狂草堂」を開き、久坂玄瑞、赤禰武人らの人材を輩出しました。月性師は、「男児志を立てて郷関を出づ 学若し成るなくんばまた還らず 骨を埋むる何ぞ期せん墳墓の地 人間（じんかん）到る処青山（せいざん）あり」など優れた漢詩を残しています。武士のみならず広く一般民衆に対しても外国の脅威から自国を守る海防の重要性を説かれた師の言葉は、幕末の人々の心に「当事者（国民）意識」を創出し、身分や地位を超えた国を想う心の結集が維新の大業へと繋がっていきました。
こうした師の教えを今に生かすべく、本市では「立志の教育」として、人づくりを主眼においたまちづくりを進めています。なかでも「スクール・コミュニティ構想」は、学校を拠点に、また学校区ごとにさまざまな年齢層の市民が交流を深めることによって、学校、家庭、地域が一体となった地域の在り方を示すものです。主に、各小学校区で、学校と公民館（出張所）の合築のような取組が進んでいます。
また、住民が主体となり地区の将来像を「地域の夢プラン」として定め、それに基づき、山間部では都市農村交流施設の整備やデマンド交通の導入、離島では特産品であるサツマイモを使用した芋焼酎などを開発しています。現在、他の地区においても「地域の夢プラン」の取組が拡がっています。
地域を活かすために、共に汗をかき、知恵を出し合う市民と市民、市民と行政の協働は、まちづくりの基本です。「市民の力で支えあい、一人ひとりが主役の笑顔あふれるまち柳井～柳井で暮らす幸せを実感できるまちをめざして～」の実現に向けて、諸施策を着実に進めていきます。
幻想的で熱い夜～柳井金魚ちょうちん祭り～
毎年８月１３日に開催される夏のイベント「柳井金魚ちょうちん祭り」は、柳井市を代表する民芸品「金魚ちょうちん」が約４，０００個飾られた会場で、「金魚ねぶた」の引き回しなど様々なイベントが催され、多くの帰省客や観光客で賑わいます。
柳井市の見どころピックアップ！
【イベント】柳井天神春まつり（4月下旬）
【イベント】柳井金魚ちょうちん祭り（8月13日）
【イベント】サザンセト・ロングライドinやまぐち（10月上旬）
【イベント】大畠俄まつり（10月頃）
【イベント】柳井まつり（11月23日）
【イベント】阿月神明祭（2月11日）
【施設】白壁の町並み
【施設】茶臼山古墳
【施設】やまぐちフラワーランド
【施設】ふれあいどころ４３７
【施設】月性展示館と清狂草堂
やない美ゅーロードから柳井を楽しむ
大畠観光センターを出発して、柳井の中心地へと続く「やない美ゅーロード」へ。瀬戸内海の美しい景色を横に眺めながら、途中海防僧「月性」の展示館と「清狂草堂」、「茶臼山古墳」を見学。やない美ゅーロードを出たら白壁の町並みを散策した後、花と緑の庭園「やまぐちフラワーランド」で四季折々の花に囲まれてゆっくりとした時間を過ごすコース。
大畠観光センター
月性展示館 清狂草堂
茶臼山古墳
白壁の町並み
やまぐちフラワーランド
白壁の町並みで触れる、柳井の伝統と文化
しらかべ学遊館で柳井の伝統、文化に触れ、国の重要文化財「国森家住宅」、町並み資料館、山口県指定有形民俗文化財「むろやの園」を見学した後、柳井の地名発祥の地、柳と井戸（湘江庵）を訪れる。国選定重要伝統的建造物群保存地区の白壁の町並みをゆっくりと見学しながら甘露醤油資料館へ。杉桶で醸成される甘露醤油の独特の製造工程を見学した後、やない西蔵で特産品の金魚ちょうちんや柳井縞の製作を体験するコース。
しらかべ学遊館
国森家住宅
町並み資料館
むろやの園
湘江庵（柳と井戸）
甘露醤油資料館
やない西蔵
柳井みやげに、柳井ブランドを。
柳井市には、恵まれた自然と気候のもとで作られ、育まれ、愛されてきた自慢のモノがたくさんあります。その中から特に優れたもの、真の価値あるものとして柳井市地域ブランド「きんさい柳井」に認証されたお菓子、食品、民工芸品など、柳井のぬくもりと作り手のこだわりを感じるお土産をご紹介します。
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