日々のよろこびふくらむまち 史都 多賀城

宮城県多賀城市 深谷 晃祐市長

自然、歴史、文化、そして温かな人の輪に囲まれ、何気ない日々の中に、多賀城ならではの心豊かな喜びや幸せが感じられる、そんな暮らしを送ることのできる未来の多賀城を、私たちはみんなで協力し合って創ります。

多賀城市は、約1,300年前の奈良時代に、政府の支配の及んでいなかった東北地方を統治するための役所「多賀城」が置かれた地であり、歴史のあるまちです。
当時の行政機関である「国府」と、兵士の駐屯・監督場所である「鎮守府」が置かれ、東北の政治・軍事・文化の拠点として栄えました。
古代東北における中央政府の拠点であったことから、多賀城には万葉集の編者といわれ、晩年を多賀城で過ごした大伴家持をはじめ、教養豊かな官人が多く赴任してきました。
都から赴任してきた官人たちが、みちのくの風景を歌に詠み紹介していったことにより、繰り返し歌に詠みこまれ定着したことから、陸奥国には古代に都が置かれた大和国や山城国に次いで歌枕が多く残っています。
そうした背景から、多賀城市は長らく歴史の都「史都」と呼びならわされてきており、1,300年の歴史の重みを感じながら、風雅なイメージを大切にした歴史、文化、芸術によるまちづくりを展開しています。
2021年に、当市は市制施行50周年を迎えるとともに、第六次多賀城市総合計画という新たなビジョンに向かって、まちづくりがスタートいたします。
障害の有無に関わらず、子どもから高齢者まで誰もが、何気ない日々の生活の中で、多賀城ならではの心豊かな喜びや幸せを感じることができる、そんな未来を実現できるよう、先輩諸兄が長い年月をかけて築き上げてこられた、この歴史ある郷土を誇りとし、更なる発展に向けてベストを尽くす所存です。
人々がこの多賀城というまちで、幸せや楽しみを見つけ心豊かに暮らしていけるよう、市民の皆さまと共に歩みを進めてまいります。
“東北のはじまり 宮城のはじまり”のきっかけとなった「多賀城」が、2024年に創建1,300年を迎えます。大規模な記念事業を推進するとともに、古代東北の文化の中心であった多賀城にふさわしい、内外に誇れる「知と学びのインフラ」づくりに取り組んでまいります。

悠久の歴史・文化が息づくまち

多賀城市内には日本三大史跡の一つに数えられる、特別史跡「多賀城跡附寺跡」や日本三古碑の一つ「多賀城碑」、俳聖・松尾芭蕉も訪れた国指定名勝「奥の細道風景地」など数々の歴史文化遺産が市内に多く存在します。

文化芸術によるまちづくり

多賀城には創建から紡いできた悠久の歴史、人々が培ってきた文化となりわいが現代に受け継がれています。こうした本市固有の資源を活かしつつ、多様性や創造性というチカラを持つ文化芸術を視座に置いた様々な仕掛けにより、創造都市としてのブランド価値向上に取り組んでいます。

多賀城市の見どころピックアップ!

【イベント】多賀城跡あやめまつり(6月中旬から6月下旬)
【イベント】多賀城ビアサミット(7月中旬)
【イベント】多賀城市民夏まつり「ザ・祭りin多賀城」(8月中旬)
【イベント】史都多賀城万葉まつり(10月中旬)
【イベント】「壺の碑」全国俳句大会(10月中旬)
【イベント】多賀城食文化まつり(11月3日)
【イベント】たがじょう秋まつり(11月下旬)
【イベント】悠久の詩都灯(11月下旬~1月上旬)
【施設】多賀城市立図書館
【施設】多賀城市文化センター
【施設】多賀城史遊館
【施設】東北歴史博物館
【施設】さんみらい多賀城イベントプラザ(STEP)

多賀城歴史遺産コース

◆所要時間:3時間程度(徒歩)
日本遺産「政宗が育んだ“伊達”な文化」の構成文化財である、多賀城跡附寺跡(国指定特別史跡)、多賀城碑(国指定重要文化財)、壺碑(国指定名勝「おくのほそ道の風景地」)などを巡るコースです。多賀城南門跡では、2024年の多賀城創建1300年の完成を目指して復元工事が行われています。
また、6月中旬から下旬にかけては、多賀城跡あやめ園において、東北随一800種300万本のあやめが咲き誇るあやめまつりが開催されます。

東北歴史博物館

多賀城南門跡

多賀城碑(壺碑)

政庁南大路階段

多賀城跡あやめ園

多賀城歌枕コース

◆所要時間:3時間程度(徒歩)
都人が憧れ和歌に詠まれた名所・旧跡である「歌枕」を巡るコースです。日本遺産「政宗が育んだ“伊達”な文化」の構成文化財であり、男女のはかない恋を詠んだ歌枕として有名な興井(国指定名勝「おくのほそ道の風景地」)、末の松山(国指定名勝「おくのほそ道の風景地」)のほか、おもわくの橋、野田の玉川といったみちのくを代表する歌枕をご覧いただけます。
多賀城史遊館では、古代の装身具の一種である「勾玉」づくりを体験できます。また、多賀城市立図書館は、震災からの復興のシンボルとして整備され、書店、カフェ、レストランが併設された近代的な建物となっており、市内外を問わず多くの方々が来館し交流と賑わいが生まれています。

興井

末の松山

おもわくの橋

野田の玉川

多賀城史遊館(勾玉づくり)

多賀城市立図書館

「古代米」を使用した多賀城グルメ「しろのむらさき」

古代米とは稲の原種に近いお米で、ポリフェノールの一種である「アントシアニン」をはじめ、各種ビタミン、カリウム、カルシウムなどの栄養素を豊富に含んでおり、美容や健康に効果があると言われています。この古代米を使用した商品を「しろのむらさき」という愛称でブランド化し、市内飲食店では、サラダやおかゆ、麺、チャーハンなどを提供しているほか、ケーキや和菓子などのスイーツ、お酒、スープなどがあり、おみやげ品としても人気があります。

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