いわき市は、福島県の浜通りの南部に位置しています。人口32.9万人、世帯数14.1万世帯、面積1,231㎢です（令和４年１月１日現在）。東北地方で仙台市に次ぐ人口規模の都市です。
歴史を見ますと、幕末の戊辰の役では、薩長軍と奥羽列藩同盟との戦いの端緒となった場所です。いわき駅すぐ裏の磐城平城跡は、多くの若者が志と共に散りはてた場所で、当時の大きな砲弾が最近の遺構調査で発掘されています。
江戸末期には炭鉱が発見され、本市の常磐炭鉱の石炭は、明治期の近代化や昭和前半までの全国の産業発展をけん引しました。
1960年代、日本の主力資源が石油に転じるに際し、常磐炭鉱は閉山となりました。しかし、炭鉱業を通じて掘られていた湯を、温泉に活用して観光産業を盛り上げました。それが、当時の常磐ハワイアンセンター（現：スパリゾート・ハワイアンズ）です。湯
本温泉郷が形成され、このほか国宝の白水阿弥陀堂や、映画「喜びも悲しみも幾年月」の舞台である塩屋崎灯台、平七夕まつり、いわき花火大会などが人をひきつけています。
さて、平成23年の東日本大震災では、地震・津波・原子力災害・風評被害という、４重の苦難を経験しました。そして、原子力災害の爪痕と、風評被害は今も続いています。
これまでのいわき市は、上述のように、幕末の戊辰の役や鉱山閉山、東日本大震災などの幾多の苦難、そして、エネルギー産業とは、切っても切れない歴史を背負っております。しかし、これまで一つ一つ乗り越えて今に至る歴史もまたあります。
そこで、いわき市は、2050年カーボンニュートラルに向け、新エネルギー産業の先頭をけん引しつつ、これまでの苦難を乗り越えてきた市民のパワーで、福島県浜通りの復興をけん引していく覚悟です。
いわき市の「いわき」は「以和貴」（和を以て貴しとなす）の意味が込められています。近隣被災市町村と一丸となり、復興を成し遂げ、未来を切り開いていく覚悟でございます。
潮風香るフラのまち
日本のハワイ、いわき
暖流と寒流が交わる潮目の海に育まれ、温暖で過ごしやすいまち。炭鉱で栄え、フラガールが生まれたまち。
いわきは、海と山に囲まれ、自然と歴史文化が豊かなまちです。
いわき市の見どころピックアップ！
【観光地】アクアマリンパーク
【観光地】スパリゾートハワイアンズ、いわき湯本温泉
【観光地】国宝 白水阿弥陀堂
【イベント】いわき花火大会、いわき七夕まつり【８月上旬】
【イベント】いわきサンシャインマラソン【２月下旬】
【スポーツ】いわきFC（Ｊ3）
いわき満喫１泊２日お泊まりコース！
１日目はスパリゾートハワイアンズで常夏ムード満点のプール、世界最大級の大露天風呂で一日中温泉を満喫。フラガールやファイヤーナイフダンサーによるエンターテイメントショーも必見。夜はハワイアンズのホテルに宿泊。２日目はいわき市初のプロスポーツチーム、いわきFCの本拠地であり、日本初の商業施設併設型クラブハウス「いわきFCパーク」やフタバスズキリュウをはじめとする貴重な化石が展示されている「いわき市石炭・化石館ほるる」や約８００種類もの生き物を展示している「アクアマリンふくしま」でファミリーで思いっきり遊べる人気スポットを満喫！旅の締めは「いわき・ら・ら・ミュウ」でいわきならではのお土産のお買い物をお楽しみください！
シーサイドサイクリングコース寄り道コース！
新舞子サイクルステーションで自転車をレンタルして、いわきのシーサイドを疾走！東日本大震災の記憶や教訓を伝える「いわき震災伝承みらい館」で震災について学習した後は、復興サイクリングロード「いわき七浜海道」を走りながら、津波被害を受けた海沿いの復興を感じてください。最後はサイクルステーションに戻って、自転車を返却。隣りの新舞子ハイツの日帰り温泉で一日の汗を流して、疲れを癒してください♪
いわき湯本温泉郷〜日本三古泉の歴史ある温泉郷〜 と「いわき常磐もの」〜プロもうなるいわきの水産ブランド〜
1600年以上の歴史を持ち、有馬温泉、道後温泉と並んで日本三古泉といわれる、いわき湯本温泉。世界でも屈指の毎分５トンもの湯量を誇り、お肌に良い成分をたっぷり含んでいます。泉質は珍しい硫黄泉で「美人の湯」として愛されています。着物でフラを踊る「フラ女将」にも会えるかも！？
暖流と寒流がぶつかるいわき市沖は、プランクトンが豊富で、おいしい魚が獲れることで有名です。その品質は、築地などで「常磐もの」と呼ばれ、高く評価されています。
いわき市では、水揚げされる水産物、水産加工品、水産業に真摯に取り組む人々を「常磐もの」として地域ブランド化し、消費者の認知度向上、消費・販売拡大に努めています。
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