古都としての風格を保ちながら
生きる喜びと新しい魅力を創造するまち
神奈川県鎌倉市 松尾 崇 市長
鎌倉は長い歴史をもち、世界に誇る貴重な歴史的文化遺産と、自然環境に恵まれ、住む人や訪れる人を魅了するまちとして歩んできました。これら先人が築いてきたかけがえのない資産を守り育て、後世に引き継ぐとともに、市民が鎌倉に住むことに喜びと誇りを感じるだけでなく、訪れる人も、来てよかった、住んでみたいと感じるまちづくりを進めます。
私たちのまち、鎌倉は、歴史的文化的遺産と豊かな自然に恵まれた、唯一無二のまちであり、歴史を大切にしながらも継続的に発展してきました。それは常に新しい社会を想い描き、創り出す気風、そしてそれを受け入れる器の大きさがあったからではないかと考えます。
鎌倉五山のひとつである円覚寺は、北条時宗が元寇によって亡くなった兵を、敵味方分け隔てなく、弔うために建立しました。昭和30年代には、歴史的景観を守り、自然との共生を大切にするため、市民が立ち上がって緑地を守り、古都保存法制定のきっかけをつくりました。さらに東日本大震災を契機に、神道、仏教、キリスト教が合同で、被災者の慰霊祭を開催し、宗旨宗派を超えて祈りを捧げました。
このように、歴史的にも共生を大切にしてきた鎌倉の精神を引きつぎ、今後は、「人生100年時代」を見据え、子どもから高齢者まで、また、社会との関わりの中で何らかの障害に直面している人も含め、すべての人たちが多様性をもって生き生きと楽しく暮らすことができる『共生社会』を築いていきたいと考えています。
また、鎌倉市はこれまでも、「市民自治」を掲げ、市民参画・協働・社会福祉の推進に取り組んでまいりましたが、これをさらに一歩進め、共創によるまちづくり『共創社会』の実現を目指してまいります。
みんなが愛し、次世代へ繋げるまちへ、そして、世界に誇れる持続可能なまち、未来に繋がる新しい文化と風土を創造するまち「鎌倉」の実現のため、鎌倉を愛する人たちと一丸となって先人が作り上げた鎌倉を、更に魅力あるまちとして磨き上げてまいります。
海と山に囲まれた、美しい古都 鎌倉
都心からのアクセスも良く、歴史的・文化的価値や、海や山などの自然、若い世代の話題のスポット等、たくさんの魅力がつまったまちです。都市ブランド調査や「住みよさランキング」等で上位になるなど、「選ばれるまち」としてのブランド力があります。
「いざ、鎌倉」~歴史と文化が描くモザイク画のまちへ~
平成28年4月、鎌倉市のストーリーが文化庁の「日本遺産」に認定されました。
日本遺産を通じて、鎌倉の魅力をさらに発信していきます。
鎌倉市の見どころピックアップ!
【名所】鶴岡八幡宮、高徳院(大仏)、鎌倉五山、長谷寺、銭洗弁財天
【特産・名産品】鎌倉彫、しらす、アカモク、ワカメ、鎌倉野菜、鎌倉梅ワイン、かまくら梅酒、吾妻鏡(芋焼酎)
【祭】鎌倉まつり(4月)、鎌倉花火大会(7月)、ぼんぼり祭り(8月)、面掛行列(9月)、人形供養(10月)、お十夜(10月)、薪能(10月)、節分祭(2月)
古刹をめぐり、心の安らぎを知るコース
鎌倉が初めての人にも何度も訪れている人にもおすすめのコースです。アジサイの季節はもちろん、四季折々の風情が楽しめます。道筋で飲食店に寄ったり、お土産の物色も楽しめます。禅の心に触れ、鎌倉特有の仏像を拝観したい人には特におすすめです。
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潮騒を聞きながら、磯の香を楽しむコース
江ノ電「七里ヶ浜駅」に降り立ち、目の前に広がる海原を観ながら、鎌倉を舞台とするドラマでお馴染みの江ノ電「鎌倉高校前駅」を通り、漁業が盛んな町腰越を歩くコースです。
海産物を物色しながら路面電車とのすれ違いも楽しめます。
龍口寺を参拝された後は、江ノ島まで足を伸ばすことも、各交通機関の駅からお帰りになることも可能なルートです。
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”鎌倉らしさ”を感じるお土産
鎌倉のオリジナル産品で認定基準をクリアし、認定会で「かまくら推奨品」として認定され登録されたお菓子、食品、民工芸品など、鎌倉らしさを感じるお土産がたくさんあります。
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