世界に誇る健康・安心のまち
「健康医療先進都市」の実現に向けて

山形県山形市 佐藤孝弘市長

 山形市は、山形大学において次世代型重粒子線がん治療装置の整備が進められているほか、総合病院が数多く立地し、人口一人当たりの診療所数が東北主要都市内で最も多いなど、他都市と比して「医療」に強みを持っています。また、豊かな自然環境と高品質で安全・安心な食にも恵まれ、健康な生活を送るために必要な基盤が整っています。
このような強みをさらに伸ばすとともに、「健康」と「医療」を核とした施策を推進することで「健康医療先進都市」を都市ブランドとして確立します。

 山形市は、東と西に仰ぎ見る山々、馬見ヶ崎川をはじめとした河川の清らかな流れなど、豊かな自然に育まれ、扇状地の上に市街地と田園が共存する美しいまちです。
古くは山岳信仰が栄え、その後は出羽山形藩主である最上義光公が築いた城下町を核として、発展してきました。明治維新後は山形県庁が置かれ、県都として現在に至っています。
市街地には、国指定史跡の霞城公園(山形城跡)、重要文化財に指定されている郷土館(旧済生館本館)、文翔館(旧山形県庁)があり、市街地周辺にも、松尾芭蕉の「奥の細道」として有名で国指定名勝史跡の山寺・立石寺、山岳信仰の名残を留める日本最古の石鳥居など歴史的にも価値の高い社寺や建造物、史跡などが数多く現存しています。蔵王をはじめとする豊かな自然にも恵まれ、四季折々の風流と美味しい食が楽しめるまちです。春の桜、夏の紅花やあじさい、ホタル、秋の紅葉、冬の樹氷・・・四季がはっきりしており、それぞれの楽しみがあります。
また、城下町という歴史的背景から、鋳物や建具、仏壇など伝統工芸をはじめ、様々なものづくりの産業が発展してきました。お米、日本酒、さくらんぼやラフランス、ぶどうなどの果物やセルリー、きゅうり、トマトなどの野菜、豊富な山菜、山形牛など絶品の食材と、芋煮、だしをはじめとする特徴ある郷土料理。バラエティに富んでそれぞれ美味しいそばやラーメンなど、豊かな食の王国でもあります。醤油・味噌・酢などの発酵食品も地場の老舗が丁寧につくり続けています。

日本で初めてユネスコ創造都市ネットワークの映画部門で加盟認定

国際的に高い評価を得ている山形ドキュメンタリー映画祭や、プロオーケストラの山形交響楽団、東北で数少ない美大の1つである東北芸術工科大学など、多くの文化資産を生かした文化活動が評価され、平成29年10月に日本で初めてユネスコ創造都市ネットワークの映画部門で加盟認定されました。

食文化部門ランキングで全国第三位

盆地、扇状地という特性から寒暖差が大きく、良質の水にも恵まれた環境にあります。また、それらの自然条件によって美味しい農産品が産出され、豊かな食文化を形成しています。都市の魅力度を測るセンシュアスシティ食文化部門ランキングでは全国第三位に位置づけられました。

山形市の見どころピックアップ!

【観光地】蔵王・・・温泉、スキー、トレッキングなど四季を通じて楽しめる全国的に有名な観光地
【観光地】山寺・・・天台宗の高僧 慈覚大師円仁が開山し、俳聖 松尾芭蕉が「奥の細道」の中で、有名な「せみの句」を詠んだ東北を代表する古刹
【イベント】山形花笠まつり(8月5日・6日・7日)
【イベント】日本一の芋煮会フェスティバル(9月の敬老の日の前の日曜日)

蔵王温泉と山形城の面影めぐり

国内有数の湧出量を誇る蔵王温泉の共同浴場などの温泉施設で湯めぐりを楽しんだ後は、山形市街地に移動、城下町山形の面影を今に伝える山形城址霞城公園の二ノ丸東大手門、公園内の本丸一文字門、東大手門近くの11代当主最上義光(もがみよしあき)公の偉功を伝える最上義光(よしあき)歴史館などを巡る

 

古刹 山寺と市街地レトロ館めぐり

天台宗の高僧 慈覚大師円仁が開山し、俳聖 松尾芭蕉が「奥の細道」で「静かさや・・・」の「せみの句」を詠んだ東北を代表する古刹山寺を拝観し、市街地に移動、紅花商人の蔵座敷を利用した観光情報施設「紅の蔵」、英国近世復興様式の旧県庁舎「文翔館」、明治期の三層楼16角形の擬洋風建築「山形市郷土館」などを巡る

蔵王温泉・・・旅館が軒を連ね、湯煙がただよう国内有数の湧出量を誇る温泉街

蔵王温泉は、西暦110年頃、日本武尊の東征に従った吉備多賀由が発見したと伝えられる源泉かけ流しの名湯。かつては「高湯温泉」「最上高湯」と呼ばれ、白布、信夫とともに「奥羽三高湯」といわれた。強い酸性の硫黄泉は、特に皮膚に効くことから「子供が丈夫に育つ湯」「難病治療の湯」、また肌を白く滑らかにする「美人づくりの湯」などといわれている。多くの旅館が軒を連ね、白い湯煙が漂う情趣あふれる街並みや大露天風呂も人気

いも煮・・・山形の秋を代表する郷土色豊かな鍋料理。河原でのいも煮会も有名

里芋、こんにゃく、牛肉、ねぎなどを、醤油、砂糖、酒などで味付けした山形の秋を代表する味覚。河原で鍋を囲む「いも煮会」は山形の秋の風物詩となっており、毎年9月に市内の河川敷で行われる「日本一の芋煮会フェスティバル」は、多くの人々で賑わいます


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