人が集う誇りの持てるまちに

和歌山県有田市 望月良男市長

産業の活性化やまちの魅力の磨き上げを行うことにより、まち全体が活力をもち、次世代のこどもたちもいきいきと生活できるまちづくりをめざします。

 私たちの有田市は、和歌山県北西部に位置し、人口約2万8千人、面積36.83平方キロメートルの、非常にコンパクトなまちで、西には紀伊水道、市の中央には世界遺産・高野山を源流とする有田川が流れています。有田川左岸の山頂には、遙か四国まで見渡せる「有田みかん海道」と名付けた道が走り、美しい自然の景観を眺めながら、ハイキングやドライブを楽しむことができます。
本市の主産業である農業の90%以上は柑橘類で、その多くが「有田みかん」のブランド名で全国的にも有名な温州みかんです。毎年秋から冬にかけて最盛期を迎え、急峻な石積みの段々畑一面が黄金色に染まった壮大な景色を見ることができます。400年以上の歴史と伝統を誇り、本市の特産品として非常に人気の高い有田みかんですが、地方創生の一環として、これまで以上に生産や流通の強化をはかるとともに、高齢化などによる後継者対策等に対応するため、平成29年3月に株式会社リクルートホールディングスと包括連携協定を締結しました。企業の持つ人材力とIT力などのノウハウや機動性により、地方創生に向けた取組みをさらに活性化するとともに、民間企業の特性や強みを今後の行政運営に繋げていきたいとの期待を持っています。
また、それ以外にも徳川御三家紀州の殿様が愛でた武家屋敷、透明度が高く美しいビーチのある無人島「地ノ島」、太刀魚漁獲量日本一を誇る「箕島漁港」など魅力ある地域をプロデュースする「西海岸エリアの5つのプロジェクト」を立ち上げ、活性化に向けて進めているところです。
こういった施策を実施することで、先人の方々が育んできた本市の美しい自然や産業、伝統文化それぞれの魅力を独自の地域資源として磨き上げ、さらに発展させていくことで、市民一人ひとりが誇りを持てる豊かで住みよい地域づくりを進めてまいりたいと考えています。

蚊取り線香発祥の地

大日本除虫菊(金鳥)の創業者である上山英一郎氏は有田市出身で、除虫菊の導入と栽培の普及に尽力され、明治35年に渦巻型の蚊取り線香を開発しました。

有田市原産地呼称管理制度「有田市認定みかん」

有田市で栽培された温州みかんの中でも特に高品質なものを糖度、酸度の数値的な基準だけでなく、パティシエの鎧塚俊彦氏やマスターソムリエの髙野豊氏など食のプロによる官能審査を経て、認定する制度です。

有田市の見どころピックアップ!

【イベント】紀文まつり
【イベント】有田みかん海道マラソン
【行事】得生寺 中将姫来迎会式
【行事】須佐神社 千田祭

海や夜景も楽しめる~みかん海道周遊コース~

有田市宮崎町から山地にかけて、東西に走る約5.6kmの海道。紀伊水道・湯浅湾が眼下に広がる絶景で、交通アクセスが良くドライブやウォーキングにおすすめ。夜は有田市内の夜景を望むことができ、夕日も美しい。道沿いにはカフェがあり、食事や休憩しながらも景色が楽しめる。

西側は紀伊水道に接し、大パノラマが広がります

みかん海道から臨む夕日

熊野古道 宮原~糸我 健脚歩き旅コース

下津町より蕪坂を抜けると、続くは様々な伝説が残る宮原コース。そこから有田川を渡り糸我コースに入ると、中将姫に縁がある得生寺や本朝最初の稲荷大神社、糸我稲荷神社が建ち並んでいます。距離が長く坂道も多いため健脚向けではありますが、有田の自然や歴史に触れることのできる魅力的なコースです。

爪書き地蔵 弘法大師が爪で岩に彫りつけたものと伝承される地蔵像があります

みかん畑の間をとおる熊野古道

得生寺 子どもたちが菩薩の姿をして練り歩く中将姫会式

糸我稲荷神社 鳥居に「本朝最初稲荷神社」の額を掲げている

日本一!~有田みかんと太刀魚~

全国的にも有名な有田みかん。400年来の歴史と伝統を持つ有田みかんは、そのまま食べるのはもちろん、ジュースやジャムなどの加工品でも楽しめます。
また有田市が日本一の漁獲量を誇るのが太刀魚。あっさりした白身で食べやすく、「たっちょ」と呼ばれ親しまれています。「たっちょほねく丼」や「太刀重」などご当地料理も豊富です。

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